アキバから全国へ!萌える「メイド喫茶」増殖中

http://www.foodrink.co.jp/backnumber/200408/news0801j-3.html#top"


以下適当にツッコミ入れたり。
Cos-Cha については


人気のメイドが出勤している時にだけ提供される、「特製エンジェル御膳」という弁当もある。これは調理の腕も必要なので、提供できるメイドも限られているが、2000円と高価にもかかわらず、非常に人気があるそうだ。ちなみに同店では、メイドを“エンジェル”と呼んでいる。
これってランチのことかなぁ?俺は知らないっす。そもそもメイド喫茶の食い物にあまり興味ないんだよね…。



人気“エンジェル”のみおさんってのもちょっとしたツッコミが必要か。最近みおさんがエンジェルやってんのみたことないよ。



店内での写真撮影は原則として禁止だが、特別に撮影会を開くこともある。同店では、そういった企画から発展させて、今年3月にプロダクションを設立。今後は“エンジェル”たちを登録して、コスプレ写真などの撮影会を開催していく方針である。
ってのも初耳だな。プロダクションとか撮影会とか…。プロダクションってのはコスチャの WR をやってる永吉優奈 chan とか 鈴木祐紀 chan が所属(?)しているこの事務所のことかしら?あとCS放送だかのテレビ番組の収録をコスチャ内でやってたりするらしいけど。



同店の規模は30坪、40席ほどで、月商は400万〜500万円程度。顧客単価は1200円くらいとなっているそうだ。
ほうほう。月商400万〜500万か。ということは 450万とすると 30 で割って 1日の売上が 15万。週に直すと 105 万。土日が平日の2倍だとすると土日の売上は 105 / 9 * 2 で約23万3千円。客単価が 1200 円だから 1日 195人で土日の売上は達成。まぁそんなもんか。


ぴなふぉあについては


癒し系の「CURE MAID CAFE´」、レイヤー系の「cos−cha」が反響を呼ぶ中で、第3の方向性としてメイドとのコミュニケーションを前面に押し出しているのが「ぴなふぉあ」だ。
ほう。そうなのか。そもそもの運営会社が

元々、同社にとってメイド喫茶は、コスプレ投稿サイトを運営していく中で、浮上したアイディアだった。自分を売り込みたいレイヤーが多く存在していて、タレントではない素人のレイヤーでもファンが集まる現象を目の当たりにして、最初から「採算を別にすれば、はやらせる自信はあった」(大塚氏)という。
だとか。知らんかったorz。



LittleBSD については、


店のつくりがカウンターをメインとしていたり、2万円の飲食で“小悪魔”との2ショット写真が撮れるサービスがあることなどは、「ぴなふぉあ」に似てなくもない。
2万円分飲食したものについてのポイントで2ショット写真が取れるんだけどね…。



こうしてみると、多くのファンに支えられて順風満帆に見えるメイド喫茶ではあるが、「閉店したところもあるし、アキバはもう飽和状態」といった声も業者からは聞かれる。

 しかし、前出こむぎさんは「特に週末はアキバに来て何店かハシゴする人が多いので、どうしても集中してしまう。他の場所に出すにしても“萌え文化”に敏感な土地柄でないと、厳しいと思います。もしどこかあるとすれば、中野なんかでしょうか」と、どこででも成り立つような業態ではないと、指摘している。

 東京・中野は、大手中古コミック専門店まんだらけの本店などがあり、確かにアニメやゲームに強い場所だ。

 前出wcさんも、「カフェメイリッシュの吉祥寺2号店は撤退してしまいましたね。あのあたりにはアニメの製作会社も多いし、駅からも近くて狙いは良かったのですが、結局、地域に溶け込めなかったのでしょう」と、同様の意見を述べた。


アキバはもう飽和状態ってのはそうは思わないな。アキバによく来るヲタでもメイド喫茶に足を踏み入れたことの無い人は多いから、そういう層を何とかして取り込めば、まだまだ市場は拡大していくことが可能だと思う。ただし、店の数が増えれば増えるほど勝ち組・負け組に分かれていくのは当然のことで、ビジョンのない経営やメイド喫茶の資本が WR であることに気づかない店は淘汰されるだろう。


アキバ以外の場所についてだけど、八王子のキュリオがひとつの試金石になるんじゃなかろうか。アキバは家賃が高いけどもやはりそれだけ集客が見込めるから、メイド喫茶コスプレ喫茶が乱立しているわけで、客を呼び込むことが難しいアキバ周辺以外への出店は、イベントやキュリオだったら貸切制度みたいな形で儲けるっていったアイデアも必要だと考える。



 だが、商売は面白いものの、苦労も絶えないと、「Little BSD」を経営するライトクリエイト社長の右高靖智氏は語る。
 「ウチにもメイド喫茶やコスプレ居酒屋を開業したいという人がよく相談に来ます。私は『おたく』の文化を楽しめる人はいいが、儲けたいのならやめておけとアドバイスしています。女の子の人件費がかかりますし、ストーカー被害の相談とか、客単価が安くて利幅が薄いわりには、キャバクラの店長と同じような気苦労をしますよ」。

WR のサービスを売りとしている商売だからキャバと同じ悩みはあるだろうな。女の子の移籍の問題とか客のストーカー化とかはな。特に以下のようなものを目指してる客もいるだろうし…。



もっとも「お客さんとつきあって、やめちゃった子もいる」(とある経営者)ということだから、出会いの場になっているのかもしれないが……。



最後に


メイド喫茶の本格的なブレイクには、「おたく」以外の人でも和める、雰囲気づくりが重要だろう。というのは、数人の常連がのさばって、初めて来た人は和めない店も散見するからだ。“一見さんお断り”のようにするには客単価が安すぎ、結局経営が立ち行かなくなる。はやっている店は顧客との距離の取り方が、どこもこなれている。

 そして、メイドやレイヤーの個人的な人気に頼らず、飲食店としての基本である、メニュー、料理・ドリンク、内装、接客がおさえられた店が、結局は勝ち残ると思われる。

とあるんだけど、「おたく」以外の人でも和める、雰囲気づくりが重要だろう。ってのは無理だな。秋葉原に家電とかPCを買いに来た「おたく」以外の人をメイド喫茶に呼び込もうというのならば。そもそも「おたく」以外はメイド喫茶に興味はないのだから。「常連」以外の人でも和めるって意味だったら正しい。常連が居座ることは新規市場(新しい客)の獲得が出来ない点で不利益だからだ。メイド喫茶に限らず飲食業に限らず常連(固定客)は当然重要だが、常に新規の客を獲得することも同様に重要だと思う。


メイドやレイヤーの個人的な人気に頼らずってのは正しい。アキバには飲食店が少ないゆえに、そこをしっかりするともしかしたら「おたく」以外の客もつかむことが可能なのかもしれない。ヲタク向けにはメイドさんの質を向上すること、ヲタク以外には飲食業としての質を向上することがキーなのかも。



ところで『アキバから全国へ!萌える「メイド喫茶」増殖中』って記事のタイトルはイマイチそぐわない記事のような…。